システム思考(システムシンキング)
システム思考とは世の中にあるさまざまな出来事の本質を、図に描くことで探究する思考方法です。システム図は、拡張プロセス(だんだん増えるまたは減る)と平衡プロセス(増えたり減ったりを繰り返す)の2つの変数で描かれます。
【システム図の例】
私たちは、どうしても目に見える出来事だけに囚われやすいのですが、例えばAの出来事とBの出来事、Cの出来事には「A←→B→C」という因果関係に加え、時間をおいて「C→A」となる関係があるとしましょう。このような関係は言葉ではなかなかうまく表現しにくいのですが、システム図にしてみるとその相互関係が一目でわかるようになります。
例えば業績が低迷するとキャンペーンを実施するというお店があったとしましょう。キャンペーンでは値引きセールが行われるのでいったん業績は回復しますが、何度も繰り返すうちに、顧客の買い控えが起こりますます業績が悪化していきます。この様子をシステム図に描いてみるとこのようになります。
この例では、問題を解決するために起こした行動が、長期的に見ると解決させるどころかかえって悪化させてしまことがわかります。これは簡単な例ですが、現代社会では多くの事象が複雑に絡み合い時空を超えて影響を与え合っているため、私たちの予想や予測から外れたことが起こります。
そこで、単に目の前の事象にだけ着目するのではなく、周囲の環境や社会の事象を包括的に捉え、本質的な解決策を見出そうとするときに、「システム思考」が重要な枠割を果たすわけです。システム思考には、ありがちな事象を表した8種類のモデルがあり、システム原型と呼ばれています。


