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用語集

共有地の悲劇

ある共有資源を、周囲への影響を考えずに利用し、それぞれが自己の利益のみを考えて利用する。
このようにして、互いに利己的な行動をとった結果、資源は減少を始める。
そして最終的には資源の枯渇を招くなど、全体にとって不利益な結果となってしまう。
社会的ジレンマや環境問題に対して、よく用いられるパターン

【システム図】
共有地の悲劇-システム図
【時系列変化】
共有地の悲劇-時系列変化
例:
ある会社では、社内のデータを皆で共有し作業を円滑にすすめるため、データ保存用の端末を導入した。
データを共有できることで、作業も円滑に進むようになり、端末の利用頻度は高まっていった。
特に利用についてのルールや制限を設けていなかったため、皆が好き勝手に使えるような状態になっていたが、ある時、端末の保存容量が残り少なくなったため、管理者が「端末の過剰な使用は控えるように」との連絡を行った。
しかし、すでにその端末なくしては業務を円滑にすすめることもできないため、余計な利用は控えなければとは思いつつも、社員は今までと同じように利用していた。
やがて、端末の容量が限界に達し、業務に支障をきたすようになり、以降のこの端末の仕様には大きな制限が加えられるようになってしまった。